『地名と風土』第15号ー谷川健一特集ーが出来上がりました。
お知らせ, 日本地名研究所ニュース 2022年5月13日三月末に出す予定でした『地名と風土』第15号を約一カ月遅れでようやく刊行にこぎつけました。
おかげさまで、重厚な執筆陣と多彩な内容の雑誌となりました。各地の地名研究会において会員の皆さまへの周知をお願いするとともに、日本地名研究所への入会を
お勧めください。
『地名と風土』第15号 内容
グラビア 谷川健一関連・久高島イザイホー(比嘉康雄)など
巻頭言 金田 久璋
古層脈物語 序 谷川 ゆに
谷川健一未発表談話記録
私と宮古島 谷川健一 (採録・解説 佐渡山 安公)
特集 Ⅰ 谷川健一論の現在
父 谷川健一の人と学問―「小さき者の歴史」をめぐって 谷川 章雄
谷川民俗学の現代的意義―萃点としての地名の発見― 金田 久璋
世界民俗学のなかの谷川健一 島村 恭則
複合する草荘神 アカマタクロマタ考 金子 遊
谷川健一と沖縄 川島 健二
谷川健一と〈スデル〉 杉本 仁
地名研究における小字名主義と谷川健一の事小主義 加藤 秀雄
『南島文学発生論』の視点―小さきものからの照射 澤井 真代
谷川健一の地名学 川島 秀一
関東地方の谷戸・谷津地名について 井藤 一樹
谷川健一先生のアイヌ語地名論 児島 恭子
谷川健一と後藤総一郎―並走する日本地名研究所と常民大学― 小田 富英
編集者谷川健一の仕事・沖縄編 島村 幸一
太陽の族長 谷川健一 船曳 由美
負の前衛―谷川健一とその弟たちー 前田 速夫
特集 Ⅱ 谷川健一を語る
谷川健一先生との邂逅―未解の課題「粟」 野本寛一
地名から古代を掘る 赤坂憲雄
「日本地名研究所」誕生前夜 荒竹清光
昔の人の袖の香ぞする 大江修
私の中での谷川先生 太宰幸子
私の知る「谷川健一」、徒然なるままに記す 中葉博文
鬼の遺言 原義典
偉大な民俗学者 谷川健一先生を偲ぶ 説田武紀
谷川地名の継承と研究 田中弘倫
回想 谷川健一先生 相澤一男
谷川健一先生と川崎地名研究会 菊地恒雄
コラム 澤井真代・川島健二・久保田宏・高橋治