日本地名研究所
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日本地名研究所からのお知らせ

第3代所長 関 和彦 氏が急逝されました。慎んで 悲しみのご報告をさせていただきます。

お知らせ  2019年5月13日

2019年4月25日

ご 報 告

3月31日(日)未明、我らが日本地名研究所所長 関和彦氏がお亡くなりになりました。

突然のことで、今でも信じられないのですが、会員の皆さまへご報告を書くことで、自分自身もこの事態を受け入れようと思います。

日曜日の午後、出雲大会でお世話になった松江の福島さんから電話があり、耳を疑う事態を知りました。翌日、事務局三人(菊地・高橋・小田)で弔問に伺いました。奥様とお嬢様ご家族、そして、今にでも目をあけてにこやかに語りかけてくれそうな関先生がやさしく迎えてくださいました。奥様から、お医者さんに、寝ている間にくも膜下出血をおこし、数分の間に静かに息を引き取ったのではないか言われたのがせめてもの救いとの話をお聞きしました。私たちは、二日前に『地名と風土』の校正作業をして、終わっての一杯をやったばかりのことでした。考えてみれば、3月16日の三鷹牟礼を歩く地名探訪を皮切りに、遠野大会の講演準備のための釜石犬頭山調査、帰ってからの地名研理事会、隠岐来訪など休む暇なく動かれていた関先生を想い、申し訳ない気持ちになりました。

関家は仏教だけれど、自分の時は神道でやってほしいとお元気な時からおしゃっていたとのこと。二日の通夜祭、三日の葬場祭は、中野宝仙寺で、出雲大社から神官さんが四人みえられ、厳粛に行われました。弔辞を述べられた出雲大社権宮司の千家和比古さんは、研究者としての関先生の業績だけでなく、教育者としての姿、誰にでもにこやかに接する人柄を語りかけるように述べられました。冒頭、「出雲が関先生の命を早めたのではないか」とのお気持ちを吐露されましたが、それは私たちも「地名研が・・・」の思いで同じです。

六月の遠野大会をどのように迎えるかが当面の課題です。大会前の関先生の73回目の誕生日を、遠野でお祝いできないのは残念ですが、関先生に喜んでもらえるような大会にしようと事務局一同、心に誓っていることをここに記し、悔しいご報告とさせていただきます。

(文責 『地名と風土』編集長 小田富英)

 

 

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